BRASIL YOPI VIDA

ブラジル生活のあれこれ

ブラジル 運転免許取得 技能教習

こんにちは、よぴです。前回は学科試験について書きました。学科試験はかなり苦戦しましたが技能試験もまあまあ苦戦しました(?)が教官が優しいくて明るい方だったので苦痛ではありませんでした!

ということで今回は技能教習について書いていこうと思います。

私の住んでいる町は人口2.5万人の小さい町で車通りが大通り以外とても少ないので難易度は低かったと思います。町の大きさと交通量で難易度は変わってくると思うので参考程度に読んでいただければ幸いです。

技能教習の申し込み

学科試験に合格したら次は技能試験を受けなければなりません。前回の記事でも書いた通り、運転免許の切り替えであれば技能教習は任意となります。自信のある人はいきなり試験を受けても大丈夫ですが教習では試験の流れと合格ポイントを教えてくれるので最低でも1回は受けることをおすすめします。

私はマニュアルの運転を思い出すために3回の教習を申し込みました。申し込みの際に希望時間、車種、教官を聞かれます。教官はどんな人がいるかわからないし車種もどれでも良かったのでとりあえず午後の教習を希望しました。車はFIAT UNO、FIAT PALIO、CHEVROLET ONIXの三種がありました。

午後教習でお願いしたところ、1日50分×3回でFIAT PALIOで男性の教官に決まりました。変更を申し出ない限り試験合格まで担当教官は変わりません。また試験も同じ車で受けることになります。

ちなみに料金は車の使用料で約60レアル、教習50分約70レアルほどでした。車の使用料は1回払ったら試験まで使用することができます。なので270レアルほど払いました。(もうちょっと払ったかもキオクナイ)

 

技能教習

教習がある日は時間までにCFCの前で教官を待ちます。ドキドキしながら待っていると刺青ゴリゴリのサングラスをかけたイケイケのお兄さんがこっちを見ている近づいてくるコワっ!と思っていたら私の担当教官でした。「君が俺の生徒だねー!日本人だからすぐ分かったわー!よろしく!さー車に行こう!」とテンション高いイケイケのお兄さん。

教習は初回から公道で行います。教習車にはちゃんと補助ブレーキがついていて、防犯のためか運転席に向いたカメラが付いていました。久しぶりのマニュアル緊張する!

最初はシートやミラーの調整です。古い車種なのでサイドミラーはボタンで自動ではなく手動。窓の横にレバーがついているのでそれをグリグリして調整しました。調整が終わったらシートベルトをして発進です。ここから教官が試験について走りながら説明をしてくれます。

 

試験の流れは以下の通りです。

縦列駐車

・駐停車

坂道発進

・方向転換

 

縦列駐車はCFCの近くの通りに縦列駐車の場所が設けられています。日本の教習所と一緒でサイドミラーでポールのここが見えたらハンドルを右に全部切って〜という感じで教えてくれます。ただ私の町の縦列駐車の場所はアスファルトではなくガタガタの石畳だったのでとってもやりにくかったです。教官はアクセル踏まなくてもクラッチだけでいける!と言ってましたが私には無理でした。いけるわけないだろアホ!

 

駐停車と坂道発進は同時にやります。教習では駐停車は必ず上り坂で止まるように指示されます。しかもめちゃくちゃ急勾配。ここで日本と違うのは坂道発進ではサイドブレーキを使いますがブラジルでは坂道発進のときサイドブレーキを使いません。ブレーキを踏んだままクラッチをエンストしないギリギリぐらいまで上げそこでアクセルを一気に踏みます。クラッチ上げて車が震え出したころにアクセルを踏むとうまくいきます!

 

方向転換は道に入って、左ウィンカーを出して道を遮るようにハンドルを左に切ってリバースで右に切って元の道に戻ります。まだこれは車通りがないところでやるので落ち着いてやれば簡単です!

 

以上を街中をぐるぐる走行しながら何度も練習します。他にもPAREとT路地では必ず一旦停止、曲がるときは必ず一旦停止、曲がるときとケブラモーラは必ず2速、どんな状況でも歩行者優先等を教えられます。

大通りを走っていると横断歩道じゃないところから人が渡ってきますがどんな場所でも人が渡り始めたら絶対に止まらなければなりません。試験の加点対象になります。

あとブラジルであちらこちらにあるケブラモーラ(ロンバダ)の上を通る時は必ず2速です。3速以上で行くとバコーンとすっ飛ぶし、加点対象になるので気をつけましょう。

 

初日はエンストしても道を間違っても「道間違ったけど君の運転最高だぜー!エンストしなかったらもっと最高だぜー!」ってとてもテンション高い教官でしたが、2日目も坂で何度もエンストして「エンストさえなければ大丈夫!」と励まされ、3日目もエンストしまくり「エンスト...ちょっとこのままじゃ受からない...授業増やした方が身のため...」とすごい初日とは比べ物にならないくらいしょんぼりさせてしまいました。ごめんて。

ということでさらに3回授業追加することにしました。さらに210レアル。ちょっと痛い...

本当は家の車で練習したかったのですが我が家はATの普通車と義父の仕事用2トントラックとコンビ(kombi)というラインナップ。コンビも普通免許でも運転できますがハンドルはクッソ重いし、ギアも死ぬほど入れにくくて練習になりませんでした。(コンビは一生運転できない気がする)

 

それから3回の追加で試験を想定した走行を何度も繰り返しようやく教官から試験のゴーサインが出ました!(歓喜

次回は技能試験について書こうと思います。次の記事でようやく免許取得です!長かったー!次回もぜひ読んでいただけると嬉しいです!